【掲載】『ソムリエ4巻』(原作:城アラキ氏、漫画:甲斐谷忍氏、監修:堀賢一氏)
酸化防止剤の話題登場
この回の話は、今でもネットで見かける気がします。酸化防止剤の使用についての賛否といいますか・・・
今後のコラムでも、この手の話題が出てくるのですが、堀賢一氏は、ある記事までは酸化防止剤不使用ワインやビオディナミワインに対して、不信感でいっぱいだったように感じますが、近年はそうとも限らないように思います。
いえ、このもちろん、Vintage26「不自然なワイン」当時(1997年)から、全ての生産者に対して不信感を持っているわけではなく、酸化防止剤無添加による劣化を起こしたワインの存在や、それを造る理由(理念の不足)、そしてその販売方法など、酸化防止剤無添加に対しての不信感というよりは、それを取り巻く環境、人間に不信感があったのだと思います。これは、「不自然なワイン」文末コラムの「ワインの自由」を読むと(今なら)よくわかります。
ちなみに、酸化防止剤について調べてこのページに来たくださった方にとって満足できることはまだ書けていませんが、こちらのサイトがよく書かれていると思います。
登場ワイン
ところで、本文中に出てくるワインは「シェゼル(CHEZELLE)」という国産ワインですが、2014年現在、楽天モール内で検索しても出てきません。
「シャゼル(CHAZELLE)」というピーチ風味やカシス風味のスパークリング飲料(風味付ワイン)は存在します。 本文中では、酸化防止剤無添加のシェゼルは、劣化を指摘されるので、さすがに架空のワインだったのでしょうか?